横浜食糧の歴史
お米一筋半世紀
昭和60年代までは、配達を中心としたお米屋さんが多い中、横浜食糧は、お持ち帰り専門店としてスタートしました。
横浜食糧は、創業当初から「同じお米ならより安く、同じ価格ならより良いお米を」をモットーに、販売してまいりました。
ここでは「横浜食糧」の今日までの歩みをご紹介させて頂きたいと思います。
安くておいしいお米を卸価格で
当時は、ブランド米は高く売られていましたが、横浜食糧は、本当においしいお米を、安く多くのお客様に提供したいという思いで、価格以上のお米をご提供するために、仕入れルートの開拓に力を入れました。
その努力もあって、ネットの時代と言われている今でも、根強いお客様にご来店を頂いております。
お米専門店 第1号店OPEN
昭和60年10月に神奈川県川崎市の元住吉に「横浜食糧 1号店」をOPENしました。
開店と同時に、予想以上の来客があり、閉店時間になるとへとへとになり、なんとか初日を終えたことを覚えています。
この日、この店舗から始まった横浜食糧は、次第に多くのお客様のご支持を賜り、店舗の拡大へとつながりました。
この頃には大型スーパーが至る所に建設され、商店街のお店もどんどん姿を消していき、その中にあった、いわゆる街のお米屋さんも姿を消していきました。
お米は見た目では大きな違いはありません。
また毎日食べるものなので、おいしいお米というよりは、比較的安いお米を求める傾向にあります。これは今日まで変わっていません。
その中で、横浜食糧が特にこだわったのは「味」でした。
同じお米ならより安く、同じ価格ならより良いお米を
味に強いこだわりと自信をもつために、考えたのは産地でした。
米の産地として有名な東北 新潟県や福島県の情報にも強く、お米の産地としても有名な栃木県に精米工場を構えました。
栃木県で一番おいしいお米を知っている
横浜食糧のお米がおいしく、自信が持てる理由は、米の産地に工場がある点です。
同じく有名な米産地である福島県と新潟県とも近く、横浜食糧には常に最新の情報も入ってきます。
この工場は建設から30年以上経ちます。
その期間ほぼ毎年と言っていいほど設備投資をしてまいりました。
そのお陰もあって、低価格にも関わらず味もよく、「異物除去率99.9%以上」を実現し、安心で安全なお米を精米できるようになりました。
この産地との連携を保つことができたことが、スーパーや、他のお店にもなかった強みとなり、産地に近い工場で大量に精米することを実現し、本当においしいお米をより安くお客様にご提供することに成功しました。
お米屋さんが日々減っていく中、横浜食糧は、こだわりの「味」と手ごろな「価格」により時代の流れや市況が変わろうとも、「安くておいしいお米屋さん」として地域に認知されていきました。
今もなお、お客様に支持されるようになったターニングポイント
2000年初頭に無洗米という言葉ができました。
無洗米という言葉はあったものの、人々に知られるにはまだまだ知名度の低いものでした。
横浜食糧は無洗米の歴史の中でもかなり早い段階でスタートしました。
食の安全を常に考える私たちは、おいしい無洗米の製造のために設備投資を惜しみませんでした。
無洗米の機械を2002年からに導入し、無洗米の販売をスタートしました。
当時は「無洗米はまずい」や「結局洗わないといけない」など、評判がさほど良くありませんでした。
しかし、横浜食糧は、全く洗わなくてもおいしい無洗米を製造することができました。
早速店舗に納品されましたが、無洗米のイメージは悪いままでした。
しかし、販売員が一所懸命説明をして無洗米の購入をおすすめしたところ、無洗米が飛ぶように売れ始めました。
今では、横浜食糧の無洗米を一度でも購入した経験のあるお客様は、必ずといっていいほど無洗米を購入します。
「無洗米はまずい」から「横浜食糧の無洗米はおいしい」というようにお客様が言ってくれるようになりました。
横浜食糧の無洗米は、「一度経験したらやめらない」という程、自信を持ってご提供できます。
それは、どんなに寒い冬でも冷たいお水に手を入れずに、ご飯が炊けます。
時間がなくてもお水を入れるだけでご飯が炊けます。
研ぐ必要がないので出先から子どもに、ご飯を炊くようにお願いすることもできます。
そして炊き上がったお米が、美味しいのです。
無洗米は製品製造過程で、乾燥機にかけて乾燥します。
また当社の無洗米機はご家庭と同様に水(除菌水)で研ぎます。
その際に、周りについたヌカが除去されるため、通常のお米よりも米粒量が多めに入ります。
その量は5キロでおにぎり二個分ほどお得になります。
研ぐ必要がないので、水も年間500mlのペットボトルで3,321本分(約1660リットル)の水を節約できます。
「手」で研ぐよりおいしい
実際にご家庭でお米を研ぐように、手で洗米したお米の表面の顕微鏡拡大画像と、横浜食糧の洗米機で洗米した、拡大画像を比較してみましょう。
手で洗米したお米の表面は力の加減が一定でないため、表面を傷つけヒビが入ることがあります。
しかし、一定の力で洗米すると、 お米の表面の組織は一定な並びをたもち、表面を傷つけることが少なく、きれいにふっくら炊き上がるのです。
※無洗米のおいしい炊き方があります。
ご購入いただいた箱の中にあるお知らせか、米袋の裏をご覧ください。
この経験をされたらきっと横浜食糧の無洗米を気に入ってくださることでしょう。
ネットの時代といわれても
今では来店型のお米専門店として、横浜食糧の様な店舗展開をしているお米屋さんは、私たちが知る限り関東圏内において、横浜食糧のみになりました。
ネット通販の普及、オンラインショッピングモールの開設が相次ぎ、インターネット時代が到来すると、今まで以上にお米屋さんは厳しい状態を迎えることになりました。
ネットで注文し、自分では持てないほどの重い荷物でも運送会社さんが玄関口まで届けてくれるのが当たり前になりました。
ネットで最も売れる商品は「水」と「米」だそうです。
お米もスーパーで購入して自転車や手でさげて持ち帰るよりは、ネットで注文して届けてもらうスタイルになりました。
このようなネット社会の今でも、横浜食糧のお米や味噌が大好きで、わざわざ足を運んで来て下さるお客様が多くいらっしゃいます。
私たちの自慢である「おいしくて安いお米」を是非全国の皆様にも食べて頂きたいと思っております。
この機会に一度だけでも横浜食糧のお米を試してみてください。
今後とも横浜食糧をよろしくお願いいたします。